2011年8月11日木曜日

モーニングセミナー通信 VOL.131

日 時 2011年8月11日(木) 6:00~7:00
回 数 第376回
講話者 全日本作法会 家督(西四国本部副本部長)
ビジネスマナーインストラクター
大竹 智子(おおたけ ともこ)
テーマ 悲しみのマナー
備 考 必ず訪れる弔事のマナーについて、教えて頂きました。大竹様のご講話好評につき、10~12月まで3回シリーズで開催します!(次回は10月6日です。)

 

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大竹智子氏

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講話風景

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MS終了後の朝食会

『テーマ内容』

慶弔のマナーはビジネスマナーと違い、きちんと教えてもらう機会がほとんどありません。自信を持って行動できるよう、そして若い世代にも伝えていって欲しいものです。

今回は突然訪れる弔事についてです。弔辞は歳と共に行く回数が増えてきます。なんとなくは解かっていても何故そうするのか?を理解して頂くと行動にも移しやすくなります。お身内の方にご挨拶する時、言葉を少なくする、語尾をはっきり言わないのは、涙ではっきり言えないという表れと忌み言葉を会話で言わないようにとの事からです。仏教弔事に欠かせない数珠は、間違えて使っている方が多くいらっしゃいます。大事な3点は、①必ず左手に持つ(仏と自分を繋ぐ道が左という意味)②数珠は腰から下では持たない(法具なので不浄な場所に近づけない)③体から離さない(法具という大切な物)という事です。数珠は、値段が高ければ格式が高いわけではありません。プラスティックでも浄明珠、四天珠が入っている物なら正式です。

金封(祝儀袋・不祝儀袋)にもマナーがあります。袋の縦包み・斜め包み、水引の色・形・本数など、入れる金額によって変わります。蓮の花が浮き彫りになっている物は、キリスト教や神道には使ってはいけません。最近は外国で安く生産されていて金封自体が間違えている場合もあるので注意して下さい。宗派によっても金封や表書きは違います。氏名を書く時も3名までの連名は良いですが、それ以上になると中袋に氏名を半紙に書いたものを入れます。ご芳名帳に氏名を書く時も代理出席の方は自分の名前でなく本来出席する方の氏名を書き真下か左横に小さく代と書きます。ご主人の代理の場合は主人の名前の真下が左下に内と書きます。

焼香は、宗派により回数が違いますので、喪主の方のやり方を見て確認しましょう。線香の時は奥側から挿し、端に挿す時は、灰が香炉から落ちないよう内斜めに挿します。終えたら焼香台に被さらない様、一歩下がり遺影を見てお辞儀します。同じ日に慶弔事があれば、弔事を優先します。(慶事は遅れても祝えますがお別れはその時だけです)マナー…相手に心地よくして頂ける為のもの、何故そうするか全てに意味があります。

『 感 想 』

マナーには意味があることを感じる事が出来ました。時代と共に変化するマナー、古今東西変わらぬマナーもあります。10月からの3回シリーズのご講話で、曖昧に済ましていた事をきちんと出来るようになりたいと思います。

次週のMS(8月18日)は

香川県高松東倫理法人会 東原 寛二 会長 です!

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